リスト

HTML文書の中で似たような事柄を続けて記述するときは、段落の中に書くよりも、リストを使って箇条書きの形にする方が分かりやすくなります。 ここでは、リストの使い方について解説していきます。

リストを作るための要素

リスト全体を表す要素にはul要素ol要素があります。 リストの中に表示される項目はli要素で表します。 ul要素は番号無しのリストで、各項目の前に黒い丸が表示されます。 一方、ol要素は番号付きのリストで、各項目の前に番号が振られます。

ulは「unordered list」、olは「ordered list」、liは「list item」を略したものです。

表 3-10 : ul要素の基本情報
開始タグ 終了タグ 分類 内容となるもの
必須 必須 ブロックレベル要素 li要素
表 3-11 : ol要素の基本情報
開始タグ 終了タグ 分類 内容となるもの
必須 必須 ブロックレベル要素 li要素
表 3-12 : li要素の基本情報
開始タグ 終了タグ 分類 内容となるもの
必須 省略可 ul要素やol要素の子要素 ブロックレベル要素、インライン要素、テキスト

ul要素とol要素を比較する

それでは、例を見てみましょう。 「ul_ol_sample01.html」は、番号無しのリストと番号付きのリストを表示するものです。

ul_ol_sample01.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>リストを比較する</title>
    </head>
    <body>
        <ul>
            <li>番号無しの項目1</li>
            <li>番号無しの項目2</li>
            <li>番号無しの項目3</li>
        </ul>
        <ol>
            <li>番号付きの項目1</li>
            <li>番号付きの項目2</li>
            <li>番号付きの項目3</li>
        </ol>
    </body>
</html>
手順
  1. 「ch03」フォルダーの中に「ul_ol_sample01」フォルダーを作る。
  2. 「ul_ol_sample01」フォルダーの中に「ul_ol_sample01.html」を作る。
  3. 「ul_ol_sample01.html」のコードを入力し保存する。
  4. 「ul_ol_sample01.html」をブラウザで開く。
図 3-25 : エディターで「ul_ol_sample01.html」のコードを入力する
図 3-26 : 「ul_ol_sample01.html」をGoogle Chromeで開いた

リストを入れ子にする

ul要素やol要素の子要素になることができるのはli要素だけです。 しかし、li要素については、ブロックレベル要素、インライン要素、テキストのいずれも子要素として入れることができます。 そこで、ul要素の中のli要素に更にul要素を入れてやると、リストの各項目の中にリストが表示されるようになります。 このように、あるものの中に似たようなものを入れていくことを一般に「入れ子」と言います。 もちろん、ol要素とol要素、ul要素とol要素の組み合わせでも入れ子にすることができます。 「ul_sample01.html」は、ul要素を入れ子にする例です。

ul_sample01.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>リストを入れ子にする</title>
    </head>
    <body>
        <ul>
            <li>項目1</li>
            <li>項目2
                <ul>
                    <li>項目2の1</li>
                    <li>項目2の2</li>
                    <li>項目2の3</li>
                    <li>項目2の4</li>
                </ul>
            </li>
            <li>項目3</li>
        </ul>
    </body>
</html>
手順
  1. 「ch03」フォルダーの中に「ul_sample01」フォルダーを作る。
  2. 「ul_sample01」フォルダーの中に「ul_sample01.html」を作る。
  3. 「ul_sample01.html」のコードを入力し保存する。
  4. 「ul_sample01.html」をブラウザで開く。
図 3-27 : エディターで「ul_sample01.html」のコードを入力する

「ul_sample01.html」をブラウザーで開くと、一番浅い階層のul要素の項目には黒い丸、それより一つ深い階層のul要素の項目には白い丸が表示されます。 このように、階層の深さに応じて、ul要素の項目には種類の違う印が表示されます。

図 3-28 : 「ul_sample01.html」をGoogle Chromeで開いた

リストを利用する

「昆虫図鑑」の目次を作る

次のコードは、前節「見出しと段落」で作った「pb_insects.html」です。

pb_insects.html(再掲)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>トップページ - 昆虫図鑑</title>
    </head>
    <body>
        <h1>昆虫の仲間</h1>
        <p>
            私たちの身の周りには、いろいろな昆虫が暮らしています。
            その姿形は多種多様で、かたい前ばねを持つものもいれば、
            鱗粉(りんぷん)で覆われた大きなはねを持つものもいます。
            身を守る方法も様々で、植物の枝や強い生物に擬態(ぎたい)するものもいます。
            昆虫たちは、進化の過程で驚くべき知恵を身につけていったのです。
        </p>
        <p>
            昆虫は知れば知るほど不思議な魅力にあふれています。<br />そんな昆虫たちの秘密を
            探っていきましょう。
        </p>
        <h2>チョウの仲間(チョウ目)</h2>
        <p>
            チョウの仲間は、はねやからだが鱗粉におおわれ、ストロー状の口を持っているのが
            特徴です。
            ガもチョウの仲間に含まれます。
        </p>
        <h2>カブトムシの仲間(コウチュウ目)</h2>
        <p>
            カブトムシの仲間は、からだ全体がかたい前ばねや皮ふでおおわれているので、
            コウチュウ(甲虫)目と呼ばれます。
            コウチュウ目にはクワガタムシやコガネムシも含まれます。
        </p>
    </body>
</html>

「pb_insects.html」の中に、ul要素で目次を作ってみましょう。 body要素の内容から「チョウの仲間(チョウ目)」という見出し以降のh2要素とp要素をすべて削除して、代わりにul要素で目次を記述します。

pb_insects.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>トップページ - 昆虫図鑑</title>
    </head>
    <body>
        <h1>昆虫の仲間</h1>
        <p>
            私たちの身の周りには、いろいろな昆虫が暮らしています。
            その姿形は多種多様で、かたい前ばねを持つものもいれば、
            鱗粉(りんぷん)で覆われた大きなはねを持つものもいます。
            身を守る方法も様々で、植物の枝や強い生物に擬態(ぎたい)するものもいます。
            昆虫たちは、進化の過程で驚くべき知恵を身につけていったのです。
        </p>
        <p>
            昆虫は知れば知るほど不思議な魅力にあふれています。<br />そんな昆虫たちの秘密を
            探っていきましょう。
        </p>
        <ul>
            <li>チョウの仲間(チョウ目)</li>
            <li>カブトムシの仲間(コウチュウ目)</li>
            <li>ハチの仲間(ハチ目)</li>
            <li>トンボの仲間(トンボ目)</li>
            <li>セミ・カメムシの仲間(カメムシ目)</li>
            <li>バッタの仲間(バッタ目)</li>
            <li>ハエ・アブの仲間(ハエ目)</li>
        </ul>
    </body>
</html>
手順
  1. 「pb_insects.html」の中にul要素で目次を作り、保存する。
  2. 「pb_insects.html」をブラウザーで開く。
図 3-29 : エディターで目次を入力する
図 3-30 : 目次が表示された

Aptana Studio 3 ワンポイント アドバイス

「ブックマーク」で重要な行に目印をつける

頻繁に参照される重要な行に「ブックマーク」をつけることで、その行を素早く表示することができるようになります。 ここでは、「ul_ol_sample01.html」に基づいて解説していきます。

[ブックマーク]ビューを表示する

[アウトライン]ビュー等と違って、初期状態では[ブックマーク]ビューは表示されていないので、まずは表示するところから始めます。[ウィンドウ]メニューから[ビューの表示]→[その他...]を選択すると、[ビューの表示]ダイアログが現れます。ここで[ブックマーク]を選択して[OK]ボタンをクリックします。すると、画面の下の方に[ブックマーク]ビューが表示されます。

図 3A-18 : [ウィンドウ]メニューから[ビューの表示]→[その他...]を選択する
図 3A-19 : [ビューの表示]ダイアログで[一般]→[ブックマーク]を選択し[OK]ボタンをクリックする
図 3A-20 : [ブックマーク]ビューが表示された
ブックマークを追加する

それでは、ブックマークを一つ作ってみましょう。 ブックマークをつける行は8行目とします。 エディターのマーカーバー(行番号の書かれている部分)を右クリックして、[ブックマークの追加]を選択します。 すると、[ブックマークの追加]ダイアログが表示されますので、ブックマーク名を入力して、[OK]ボタンをクリックします。 これでブックマークが作成され、マーカーバーにブックマークが表示されます。 また、[ブックマーク]ビューの中にも、ブックマーク名などの情報が表示されていることが確認できます。

図 3A-21 : マーカーバーを右クリックして、[ブックマークの追加]を選択する
図 3A-22 : [ブックマークの追加]ダイアログでブックマーク名を入力する
図 3A-23 : ブックマークが追加された
ブックマークを使う

ブックマークを追加したことで、その行に素早くアクセスすることができるようになりました。 実際に、追加したブックマークを使ってみましょう。 まず、「ul_ol_sample01.html」の表示されているエディターを一旦閉じます。 そして、[ブックマーク]ビュー内のブックマークをダブルクリックします。 ダブルクリックする場所は、「説明」でも「リソース」でも、ブックマークの情報が表示されている部分ならどこでも構いません。 そうすると、「ul_ol_sample01.html」がエディターで表示されて、ブックマークされた行がハイライトされた状態になります。

図 3A-24 : ブックマークをダブルクリックする
図 3A-25 : 「ul_ol_sample01.html」が開き、ブックマークされた行がハイライトされた
ブックマークを除去する

追加したブックマークを除去するには、マーカーバーを右クリックして、[ブックマークの除去]を選択します。

図 3A-26 : マーカーバーを右クリックして、[ブックマークの除去]を選択する
図 3A-27 : ブックマークが除去された