リンク

Webページ内のテキストや画像にリンクを設定してやると、それらをクリックすることによって他のWebページにジャンプすることができるようになります。 ここでは、リンクの作り方や使いどころについて解説していきます。

リンクを作るための要素

リンクを作るためには、a要素でテキストや画像を囲みます。

表 3-18 : a要素の基本情報
開始タグ 終了タグ 分類 内容となるもの
必須 必須 インライン要素 インライン要素、テキスト、a要素自体は除く

a要素をクリックしたときに表示されるページを指定するためには、href属性を付けてリンク先となるファイルのURLを指定します。 また、target属性を付けて、リンク先のページを表示するiframe要素、あるいはウィンドウ(タブ)を指定することもできます。 target属性を付けない場合は、リンク元のページを含むiframe要素、あるいはウィンドウ(タブ)にリンク先のページが表示されます。 target属性については、次節「リンク先の表示方法を指定する」で詳しく解説します。

a要素に指定できる主な属性を表にまとめておきましょう。

表 3-19 : a要素に指定できる主な属性
属性の書式 説明
href="リンク先のURL" リンク先のURLを指定します。
target="リンク先を表示させるiframe要素の名前、あるいはウィンドウまたはタブ名" リンク先のページを表示するiframe要素の名前、あるいはウィンドウ名(タブ名)を指定できます。 指定された名前のiframe要素、あるいはウィンドウ(タブ)が既に存在する場合は、そこにリンク先のページを表示します。 存在しない場合は、指定された名前の新しいウィンドウ(タブ)を開いて、そこにリンク先のページを表示します。 また、「_blank」、「_self」、「_parent」、「_top」といった特別なキーワードを指定することもできます。

a要素でリンク先のページを表示する

a要素を使ってリンク先のページを表示する例を見てみましょう。 今回は2つのHTML文書が関連してきます。 「a_sample01.html」がリンク元のページ、「linked.html」がリンク先のページです。

「a_sample01.html」をブラウザーで開くと、「リンク先を表示」と表示されます。 このテキストがa要素の内容となっているので、クリックするとリンク先のページがブラウザーに表示されます。 ここでは、a要素のtarget属性は指定されていないため、現在のウィンドウ(タブ)に「linked.html」の内容が表示されることになります。

a_sample01.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>リンク先を表示する</title>
    </head>
    <body>
        <p>
            <a href="linked.html">リンク先を表示</a>
        </p>
    </body>
</html>
linked.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>リンク先のページ</title>
    </head>
    <body>
        <p>
            これはリンク先のページの内容です。
        </p>
    </body>
</html>
手順
  1. 「ch03」フォルダーの中に「a_sample01」フォルダーを作る。
  2. 「a_sample01」フォルダーの中に「a_sample01.html」を作る。
  3. 「a_sample01.html」のコードを入力し保存する。
  4. 「a_sample01」フォルダーの中に「linked.html」を作る。
  5. 「linked.html」のコードを入力し保存する。
  6. 「a_sample01.html」をブラウザで開く。
図 3-41 : エディターで「a_sample01.html」、「linked.html」のコードを入力する
図 3-42 : 「a_sample01.html」をGoogle Chromeで開いた
図 3-43 : 「a_sample01.html」で「リンク先を表示」をクリックした

リンクを利用する

リンクを利用して、「昆虫図鑑」の各ページを自由に移動できるようにしてみましょう。 そのために、「pb_insects.html」、「beetles.html」、「kabutomushi.html」の各ページにトピックパスと下位ページへのリンクを作っていきます。 トピックパスとは、サイトの階層構造の中で、今どこにいるのかを一目で分かるようにするリストのことです。 トピックパスによって、今いるページの上位のページにすぐに戻ることもできるようになります。

それでは、トップページから見てみましょう。

pb_insects.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>トップページ - 昆虫図鑑</title>
    </head>
    <body>
        <ul>
            <li>トップページ</li>
        </ul>
        <h1>昆虫の仲間</h1>
        <p>
            私たちの身の周りには、いろいろな昆虫が暮らしています。
            その姿形は多種多様で、かたい前ばねを持つものもいれば、
            鱗粉(りんぷん)で覆われた大きなはねを持つものもいます。
            身を守る方法も様々で、植物の枝や強い生物に擬態(ぎたい)するものもいます。
            昆虫たちは、進化の過程で驚くべき知恵を身につけていったのです。
        </p>
        <p>
            昆虫は知れば知るほど不思議な魅力にあふれています。<br />そんな昆虫たちの秘密を
            探っていきましょう。
        </p>
        <ul>
            <li>チョウの仲間(チョウ目)</li>
            <li><a href="beetles.html">カブトムシの仲間(コウチュウ目)</a></li>
            <li>ハチの仲間(ハチ目)</li>
            <li>トンボの仲間(トンボ目)</li>
            <li>セミ・カメムシの仲間(カメムシ目)</li>
            <li>バッタの仲間(バッタ目)</li>
            <li>ハエ・アブの仲間(ハエ目)</li>
        </ul>
    </body>
</html>

次の部分がトピックパスです。 と言っても、トップページより上位のページありません。 従って、ここでのトピックパスは、ただ単に「トップページ」と表示するだけであり、リンクの機能はありません。

        <ul>
            <li>トップページ</li>
        </ul>

また、目次の中の「カブトムシの仲間(コウチュウ目)」というテキストに、「beetles.html」へのリンクを指定しています。 ここでは、target属性は指定していないので、現在のウィンドウ(タブ)にリンク先のページが表示されます。

            <li><a href="beetles.html">カブトムシの仲間(コウチュウ目)</a></li>

次は、「コウチュウ目」のページを見てみましょう。

beetles.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>コウチュウ目 - 昆虫図鑑</title>
    </head>
    <body>
        <ul>
            <li><a href="pb_insects.html">トップページ</a> &gt;&gt;</li>
            <li>コウチュウ目</li>
        </ul>
        <h2>カブトムシの仲間(コウチュウ目)</h2>
        <p>
            カブトムシの仲間は、からだ全体がかたい前ばねや皮ふでおおわれているので、
            コウチュウ(甲虫)目と呼ばれます。
            コウチュウ目にはクワガタムシやコガネムシも含まれます。
        </p>
        <ul>
            <li>
                <a href="kabutomushi.html">
                    <img src="160_120.jpg" alt="カブトムシ" /><br />
                    カブトムシ
                </a>
            </li>
            <li>
                
            </li>
        </ul>
    </body>
</html>

「コウチュウ目」のページから見ると、トップページが一つ上のページということになります。 従って、トピックパスでは「pb_insects.html」へのリンクを指定しています。

        <ul>
            <li><a href="pb_insects.html">トップページ</a> &gt;&gt;</li>
            <li>コウチュウ目</li>
        </ul>

カブトムシの画像(サムネイル)、強制的な改行、「カブトムシ」というテキストに、まとめて「kabutomushi.html」へのリンクを指定しています。 これによって、画像とテキストのいずれをクリックしても、「カブトムシ」のページが表示されることになります。

                <a href="kabutomushi.html">
                    <img src="160_120.jpg" alt="カブトムシ" /><br />
                    カブトムシ
                </a>

最後は「カブトムシ」のページです。

kabutomushi.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <title>カブトムシ - 昆虫図鑑</title>
    </head>
    <body>
        <ul>
            <li><a href="pb_insects.html">トップページ</a> &gt;&gt;</li>
            <li><a href="beetles.html">コウチュウ目</a> &gt;&gt;</li>
            <li>カブトムシ</li>
        </ul>
        <h3>カブトムシ</h3>
        <p>
            <img src="640_480.jpg" alt="カブトムシ" />
        </p>
    </body>
</html>

「カブトムシ」のページから見ると、トップページが二つ上のページ、「コウチュウ目」のページが一つ上のページということになります。 従って、トピックパスでは「pb_insects.html」と「beetles.html」へのリンクを指定しています。 「カブトムシ」のページには下位のページは無いので、目次のようなものはありません。

        <ul>
            <li><a href="pb_insects.html">トップページ</a> &gt;&gt;</li>
            <li><a href="beetles.html">コウチュウ目</a> &gt;&gt;</li>
            <li>カブトムシ</li>
        </ul>
手順
  1. 「pb_insects.html」の中に、トピックパスと「コウチュウ目」のページへのリンクを作り、保存する。
  2. 「beetles.html」の中に、トピックパスと「カブトムシ」のページへのリンクを作り、保存する。
  3. 「kabutomushi.html」の中に、トピックパスを作り、保存する。
  4. 「pb_insects.html」をブラウザで開く。
  5. 各ページのトピックパスやリンクをクリックして、ページ間を自由に移動できることを確かめる。
図 3-44 : エディターで「pb_insects.html」、「beetles.html」、「kabutomushi.html」のコードを編集する

編集が完了して保存したら、「pb_insects.html」をブラウザーで開いてみましょう。 そして、ページ内のリンクをクリックすることで、「トップページ」、「コウチュウ目」のページ、「カブトムシ」のページを自由に移動できることを確かめてみましょう。

図 3-45 : 「pb_insects.html」をGoogle Chromeで開いた
図 3-46 : 「pb_insects.html」、「beetles.html」、「kabutomushi.html」の間を自由に移動する

いかがでしょうか。 だんだん昆虫図鑑らしくなってきましたね。

Aptana Studio 3 ワンポイント アドバイス

ツールチップでタグや属性の使い方を確認する

コードを編集しているとき、タグや属性の使い方をちょっと確認したいというときは、ツールチップが便利です。 説明は英語で書かれていますが、長文というわけではありませんから、読めないことはないでしょう。 サンプルのコードだけでも理解できれば、それなりに役に立つはずです。

ツールチップを表示する方法は簡単です。 まず、使い方を確認したいタグや属性にマウスポインターを重ねます。 これで一応ツールチップは表示されますが、全文が表示されているとは限りません。 次に、ツールチップの上にマウスポインターを重ねます。 すると、ツールチップがフォーカスされて、スクロールバーが表示され、全文を読むことができるようになります。

次の図は、aタグのツールチップを表示する例です。

図 3A-39 : ツールチップ説明を表示する