Pathの設定
このページの内容はWindows 7ユーザー向けです。
パス(Path)とは何か
図 2-11は見慣れたエクスプローラーのウィンドウです。 この中の赤枠で囲まれた部分は、現在の場所をフォルダーの包含関係によって表しています。 この場合はCドライブの中のProgram Filesフォルダーの中のJavaフォルダーの中のjdk1.8.0_144フォルダーの中にいることを表しています。
そして、 これを「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_144」のようにフォルダー名を\で区切った形で表したものをパス(Path)といいます。 パスによってハードディスク内の場所を表したり、指定することができるのです。 JDKをインストールするときにも、インストール先として表示されていましたね。

javacコマンドが認識されない
さて、ここでコマンドプロンプトを起動してください。
[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンドプロンプト]

起動できたら、javacとだけ入力してリターンキーを押してください。このようにコマンドプロンプトで何かの命令を入力することをコマンドを入力するといいます。 javacとはJDKをインストールしたことによって利用できるようになったコマンドの一つです。
javac の後に何かを付けるときもありますが、javacだけを入力してリターンキーを押した場合、本来なら、javacコマンドの使い方が表示されるようになっています。 ところが今回は、次のようなドキッとするメッセージが出てしまいます。

「'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」
これは一体どうしたことでしょうか。 早い話が、「そんなコマンド知りませんよ。」と言ってるわけです。 「そんな馬鹿な。確かにJDKをインストールしたはず。」と焦る必要はありません。 コマンドプロンプトというのは融通のきかないやつで、コマンドの置かれている場所をパスの形で教えてやらないと、「そんなコマンド知りません。」と言ってくるのです。 もちろん今回のインストールで使えるようになったはずの他のコマンドについても同様のことが言えます。
環境変数を設定して、コマンドを認識させる
では、どうやってjavacのパスを教えてやればいいのでしょうか。 環境変数の一つであるPATHという変数を修正してやればよいのです。 まず、次の手順で[システムのプロパティ]ダイアログを表示します。
[スタート]ボタン > [コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [システム] > [システムの詳細設定]
[システムのプロパティ]ダイアログが開いたら、[詳細設定]タブを選び、下の方にある[環境変数]ボタンを押してください。

すると環境変数の一覧が表示されます。
[ユーザー環境変数]の中にPATHの行が無い場合は、[新規]ボタンをクリックしてください。 私の場合は、PATHの行が有りませんでした。

[新しいユーザー変数]ダイアログが表示されたら、変数名にPATH、変数値に「JDKをインストールしたディレクトリ名\bin」と入力して、[OK]ボタンをクリックします。 私の場合は「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_144\bin」となるわけです。 そうです。これこそがjavacコマンンドが置かれている場所なんです。
ディレクトリ名とは、フォルダー名とも言えますが、ここではパスを使って表された正確な場所と考えてください。

新しいユーザー変数が一覧に表示されます。

もともとPATHの行が有る場合は、[編集]ボタンをクリックしてください。 [ユーザー変数の編集]ダイアログが表示されたら、変数値の最後に「;JDKをインストールしたディレクトリ名\bin」を追加します。 この場合、セミコロン(;)を最初につけることに注意してください。 あくまでも追加であって、もともと書かれていた変数値を消してはいけません。
ユーザー変数の設定ができたら、もう一度コマンドプロンプトを起動して、javacだけを入力してリターンキーを押してください。

今度はjavacの使い方の説明が表示されたでしょう。 javacをはじめとするJDKに含まれる全てのコマンドが認識されるようになったのです。 これでパスの設定は完了です。 お疲れ様でした。 次はソースコードの作成に入ります。